ギア補修の観点から見たミッションオイルの影響は?

当店で行う ギア補修、
沢山、オーダーをいただきます、しかも色々なギアが、、

シャフト丸ごとなんかもあります、しかし
メインで多いのが、やはり○ラストミッションです

例えば一番多い DOG歯の補修で こういう状態で
t1

補修後はこんな感じです
t2

丸ごとのギア製作はこんな感じ
t3

または、ギア全周補修や、一枚かけたのを補修が多いです

しかしー
最近○K○ の物やその他の海外製ミッション、旧車も多くなってきました
ただの補修、というのもありますが
ミッションごと、強化して欲しい!というお問い合わせも
多くなりました、この場合は焼きいれやピンやサーピンの
材質変更や形状変更などで、強化していくのですが

このミッションは基本的に非分解なのです
メーカーで O/H直後に、、すぐ、という事な感じが多いようです
しかし、これは組み方が悪かったり、精度がどうの、、、という
感じではない感じです

もちろん、DOGミッション系なので、運転のウエイトは大きいし
所詮自分の考えなので、はっきりこう!とは言えないのですが
統計、、というか傾向でまとめてみる事はできます

h1

上のような画像のような破損のタイプのミッションは
計測しても各部に曲がりや疲労、ベアリングのガタなども
少ない場合が多いです、しかし削れている部分の硬度が上がって
しまっている事が多いです
新しいミッションやO/H直後にダメになってばらすと 、こんな感じです
また、新しいのにも関わらずギアの歯が欠けている
という事があったりします

はっきりは解らないのですが、オイルの皮膜がきれてしまって
金属同士がこすれて丸くなってしまった、のような感じ、、
運転やミッションの固定がしっかりしていた場合
オイルが良かったら大丈夫だっとのではないか?な?
と思ってしまいます

h2

上の画像のような感じは、ササくれや変磨耗してしまっている場合
ですが、他のリンケージロッドやベアリング、曲がりなども結構でてきています、
これはやはり、長く使用していた、、
というケース が多いようです、つまりこんなになるまでは、何とかのれていた
という感じの物が多かったりしています(全てではありません)

また、オイルを交換したら急に全てのギアが抜けるようになって
しまった、、というケースを少なからず聞きました

こんな感じなのですが
使用している所を全てみているわけでもないのではっきり
わかりません、原因も想像ですし、また、一つではなく、
色々ありますので、ここでは書けません

しかし

大きな共通点があります
先の画像のような症状や、交換してすぐ、という後のケースの
場合で、入れられているオイルがほとんどみんな同じなのです
そのオイルは2社あるのですが

自分もこのオイルをいれてから同じ症状がでたり
また、シンクロツキのミッションに入れて熱を加えたら
すぐ、ダメになってしまった、、という事が何度かありました
自分はredline社のオイルをお勧めしていますが

DOGミッションでも シンクロタイプミッションでも
オイルは大事! みなさんもちょっとおかしい?かな?
と思ったらオイルを疑ってみてくださいねー

ちなみにこれが 上の画像の補修後です

hgia1

hgia2

ハブやフライホイールも製作可能でーす

habu